Entrance to Japanology
暖簾を説明するとき、どんな言葉がふさわしいのでしょうか? 店のブランドを示す顔? 情報を伝える屋外広告?
建築空間的には、境界という意味もあります。 また、開店の合図ともなります。 中むらは、それらを伝える言葉として ENTRANCE TO JAPANOLOGYと説明しています。
空間へ暖簾をかけると、そこには往来が生まれます。 くぐることで、暖簾の向こう側が ちがう世界に通じていることを感じられます。 暖簾は、日本人の根底にある時空間に対する 思考・美意識・自然観が詰まっています。 暖簾を掲げることで、現代の社会と深淵なる日本の文化が接続されます。 布でも、紙でも、金属でもいい。 日本に伝わる手仕事を市井の中で輝かせる 舞台だと私たちはとらえています。日本の暮らしの中で、自然に、緩やかに育まれたものだから暖簾にはクリエイションを縛る決まりごとはありません。いま一度、その意味を紐解きながら、新たな価値につながる暖簾をご提案します。
運営会社:有限会社中むら
中むらは1923年から2006年まで東京・神田で着物の染めや洗い張り、誂え等を請負う悉皆屋(しっかいや)を営んでいました。悉皆屋とは、着物や布地の分業制の工程を取り仕切る職人のコーディネーターです。2014年からは、現代の悉皆屋として志をともにするつくり手やクリエイターとともに、のれんの企画・デザイン・製作事業を始めました。中むらは事業活動を通じてのれんのアップデートに挑戦すると共に、多様な日本のわざを提案し、日本が長い歴史の中で育んだ文化を世界に発信します。
代表取締役/中村新 (のれんプロデューサー)
1986年東京生まれ。有限会社中むら代表取締役。2014年に中むらを再稼働し、のれん事業を立上げ、ディレクター・プロデューサーとして活動。のれんのアップデートを通じて日本の工芸や手工業の新たな価値づくりに挑戦している。
〒101-0063
東京都千代田区神田淡路町2-6-7淡路ビル5F
050-3716-3980
Services
1.のれんの企画・デザイン・製作
2.伝統産業・手工業の商品開発及び販路設計
3.伝統産業・手工業に関わるプランニング